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書籍 すべての問題には解決法がある  ISBN4-903659-00-3

  B6版188ページ 著者/一色真宇 発行/アクエリアス・ナビ

すべての問題には解決法がある
アクエリアス・ナビの高度な心理療法のすべてがわかる本、できました! 心と現実の関係はどうなっているの? 思考はどんなふうに現実化するの? これ一冊で、人生の仕組みがわかります! インナーチャイルドセラピーや催眠療法の分析法の教科書としてもご活用ください。

  ・第一章 不安と恐怖はどう作られるか
  ・第二章 選べない場所から、選べる場所へ
  ・第三章 前世の登場人物は、すべて現在の自分の現れ
  ・第四章 夢分析から前世分析へ
  ・第五章 親に見る欠点は、自分の欠点
  ・第六章 人は、自分を特別だと思っている
  ・第七章 投影
  ・第八章 人生の究極の目的を知る
  ・ケーススタディー
  ・参考 催眠療法とは

  すべての問題には解決法がある

価格:1,890
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■本書34ページ〜
第二章 選べない場所から、選べる場所へ

Cさん(四十歳、会社員。男性。相談の内容/社長とトラブル。前世誘導を別の場所で一回体験)

催眠誘導前のカウンセリング
C >> 「あるセラピストに誘導してもらって、前世を見たんです。すると、私が人を殺していたので、その相手に現世では裏切られる、ということになっているみたいなんです。だから、その相手に尽くすということで、カルマを解消できる、とそのセラピストに言われました。本当なんでしょうか?」
A >> 「あなたは尽くしたいですか?」
C >> 「とんでもないです。すごく嫌な人で。尽くさないといけないなんて、むかむかします」
A >> 「それなら、どっちにしてもカルマは解消できそうもないですね(笑)。カルマというのは、自分が過去にやったことの逆をすれば解消できるというものではありません。むしろ、そのやり方をするから、カルマが続く、と言えます。だから、『相手に尽くせば、カルマは消える』ということはないので、安心してください」
C >> 「そうですか。安心しました。・・・でも、なにもしないままではダメなんでしょう?」
A >> 「つまり、なにかしたいみたいですね(笑)」
C >> 「いや、だって、本当に人を殺したんだとしたら・・・。あの前世は本当なんでしょうか?」
A >> 「まあ、落ち着いてよく考えてみましょう。その前世そのものが本当かどうかを考えるのは、あまり意味がありません。しかし、それがたとえ想像されたものであっても、その前世からあなたの問題の原因を分析することができます。そして、カルマの正しい解消の仕方を見つけることができます。それを考えてみましょう。

Cさん(男)とZさん(男)の今生での関係
Cさんは父親が経営する地方の工務店で役員をしていた。現在の社長は兄。家族は妻と子ども二人。兄との折り合いが悪く、思い切って会社を離れて、東京で成功したくなった。たまたま知り合った東京の著名な建築家のZさんが、自分を迎えてくれるというので、単身で上京して、Zさんの東京の事務所に転職することを決めた。そして、Zさんの会社で働くが、Zさんの部下に指示を受ける毎日で、人間関係に疲れた。CさんはZさんに苦情を言ったが取り合ってくれず、裏切られた気持ちになった。

Cさんがナビの訪問前に見た前世
自分は男性。悪代官で、欲張り。私腹を肥やすために、多くの民衆から搾取している。家来のZは、そんな自分を心の中で批判しており、民衆を陰で助けていた。自分はそれを知り、「裏切られた」と感じて、Zを殺した。

A >> 「この前世には、まず二つの登場人物がいますね。
 @悪代官。支配者。欲張り。
 Aその家来。救済者。裏切りもの。
 この二人のうち、あなたは悪代官だということですね。あなたは現在、悪代官のような人ですか?」
C >> 「いやあ、違います。私は欲張りな悪代官じゃありません」
A >> 「あなたが、前世で欲張りな悪代官だったのを見たとしたら、現世でも欲張りな悪代官だということになります。といっても、実際にはあなたは平民ですが、誰かに対してまるで欲張りな悪代官のように振る舞っている、という意味です。きっとあるはずですから、探してみてください」
C >> 「そう言われると、ありますね。欲張りとは思いませんけど。実は、娘たちには陰で言われています。『お父さんはお代官みたい』って。…私はそのつもりはないんですけど、子どもたちをかなり縛ってるみたいなんです。『あれはしたか、これはしたか。学校はここに行け、成績はどうだ』…子どもたちは従っていましたが、大きくなってからは、私が同じ部屋に入ると逃げます。私はちょっとショックです。いや、かなりショックかな…。子どもたちのためを思ってやってきたのに、なんで俺がこう嫌われないといけないのかって…」
A >> 「気づいているのに、やめられないんですか?」
C >> 「だって、自分が生きてきて『ああすればよかった、こうすればよかった』ということを、子どもたちに教えて、そのとおりにさせたほうが、絶対子どもたちのためですよ。多少嫌われたって、後できっと『お父さんの言うとおりにしてよかった』と思ってくれると思って」
A >> 「あなたが子どもの頃、自分の考えは親よりも愚かだと思っていましたか?」
C >> 「あ〜・・いいえ。それはないですね。私は、親はバカだと思っていました。親は私のことを考えてなんかいない、親よりも私の考えのほうが正しいと思っていました。だから、反抗ばかりしていましたね。親はどうせ家を継ぐんだから、地元の大学でいいと言ったんですが、自分は冗談じゃないと思って、東京に出てきたり、東京の会社に就職したり。五年でやめましたが」
A >> 「あなたが自分で選んで、体験したからこそ『ああすれば良かった』という知恵が生まれたし、自分の選択を納得できているんですよね。子どもたちも体験すれば、知恵や納得が生まれると思いませんか?」
C >> 「そうなんでしょうか…。でも女の子ですし」
A >> 「自分が親よりも正しいと思っていたのは、自分が男の子だからという理由ではなかったでしょう?」
C >> 「それはまあそうですね」
A >> 「子どものあなたが親よりも正しいというのが真実ならば、親になった今、自分の子どもは自分よりも正しい、と思うのが自然ではないですか? やはり、親の自分のほうが子どもよりえらいのであれば、これは矛盾ですね」
C >> 「え、矛盾ですか?」
A >> 「子どものあなたは親よりもえらいし、親であるあなたは子どもよりもえらいと思いますか?」
C >> 「うーん、そう言われるとまさに矛盾ですね。…私はどうも傲慢みたいですね」
A >> 「あなたは昔、『子どもは親よりも正しい』という『法則』を作ったわけです。だから、あなたが親になったときは、その法則を子どもにも適用すべきです。あなたは子どもたちの考えを、自分よりも正しいと扱わなくてはいけません。それをしたくないならば、あなたはあの『法則』を撤回しなくてはいけませんね。つまり、あなたの親に対して、『私はお父さんよりも自分をえらいと思っていたけど、それは間違っていた』と認めなくてはいけません。
 どちらもしなければ、矛盾が生じるので、あなたは心の中で自分を非難します。すると苦しくなりますね。だから、あなたはどちらかを選ぶべきなんですよ。どっちでも構いませんが」
C >> 「うーん。そうですねぇ…。でも、おっしゃることは分かりますが、それとZさんのことがどう関係があるのかが分からないのですが」

A >> 「カルマがあるとしたら、自分が前世と変わっていないからです。悪代官だった自分が現在まったく存在しなければ、そのとき作ったカルマも存在しません。あなたはZさんに対して悪代官を演じてはいませんが、子どもたちに対していまだに悪代官を演じています。だから、Zさんとのことが生じたわけです」
C >> 「ああ、そうなんですか〜。相手は関係ないんですか?」
A >> 「関係ないですね。というのは、立場によって、振る舞いが変わりますからね。子どもたちがもし、あなたから離れてしまえば、あなたは子どもたちに対して悪代官ができなくなりますよね。すると、あなたは欲求不満になり、またほかの誰かに対して、悪代官の役をしたくなります。すると、ほかの目下の人たちに対してそれが始まるかもしれません。つまり、自分より下だと思っている人たちに対して、あなたは悪代官の役を演じてしまうということです」
C >> 「うーん、そうか…。悪代官というのは、つらいけど当たっているような気がします。確かに、そういうところはありますね。兄の会社でも、私は新しい人をかわいがっているつもりだったんですよ。こんなにかわいがってやってる、と思っていた社員が、あるとき私の悪口を言っているのを聞いて…。裏切られた気分でした。でも、兄に対する対抗意識で、私は部下をかわいがっていたんですよね。部下から見たら、兄も私も似たり寄ったりの悪代官でした。バカな勢力争いを見抜かれていたんですね。…なんとなく自分のことが分かりました」

A >> 「あなたにとって、娘たちを思い通りにするのはあまりにも当たり前だったので、そこにカルマの根元があるということに気づかなかったわけです。こういうふうに、カルマの解消というのは、『当たり前』と思っているところに気づいて、変えていかなければいけないんです」
C >> 「分かりました。では、子どもたちに対する態度を改めれば、Zさんとの関係は良くなりますか?」
A >> 「まあ、ちょっと待ってください。もう少し考えてみましょうね」
(続く)





■本書169ページ〜
ケーススタディー 事例集

事例@ 自分の持っている客を手放せと言われた

現在の問題
三十代女性。美容師をしている。店長が自分の仕事を認めてくれないと不満を感じている。自分が努力して自分を指名する顧客を増やしたのに、その顧客をほかの美容師たちに回せと言う。みんなは努力が足りないから、顧客ができないのに、私の努力は認めてもらえない。悔しくてたまらない。

信じ込みのキーワード
「認めてもらえない」「奪われる」

その原因となった幼児期
三歳。自分は何もしていないのに、父親が突然自分を押入の布団の上に放り投げた。びっくりして泣いている。父親は私を突然ひどい目に遭わせる、と信じ込む。

真実は
催眠を使わず、その原因を探る。幼児期の自分が投影されて、自分のまわりにいるはず。今はしていない自分の昔のやり方を、未だにしている人には腹が立つものである。それで、お店で腹が立つお客さんはいないかを聞いた。

すると、「こちらが話しかけても無視する客が嫌い。すごく腹が立つ」というので、それがどうやら、幼児期の自分らしい。「幼児期、あなたはお父さんを無視していたのではありませんか?」と聞くと、「そうです。父親のことを無視していました」と思い出した。

「お父さんが嫌いでした。なんで帰ってくるんだろう。お父さんが帰ってくると、私のテレビ、私の椅子、私のお母さんがとられてしまうんです。それが我慢できませんでした。だから、テレビの前を動きませんでした。…それで父親に投げ飛ばされたんです」(家のものは自分のものだと思っているので、父親が奪うと勘違いをしている)

「現在も同じです。私は最初から店長を無視していました。店長なんだから、仕事をして当たり前だろう、と評価する気はありませんでした。店長の店なんですけど、店長がじゃまだと感じていました。そんな態度が見えるから、私も店長に評価されないんですね」(自分が心の中で店を奪っている)

解決法
幼児期の自分に次のように言う。
「お父さんがあなたのテレビや椅子を奪っているんじゃないよ。それは勘違いだよ。あなたが椅子に座ってテレビを見れるのも、遊んでいられるのも、お父さんのおかげなんだよ。お父さんはあなたを愛しているから、あなたのために働いているんだよ。だから、お父さんが帰ってきたら、お父さんを休ませてあげようね。わがままを言わずに、お父さんがゆっくり休めるよう、テレビと椅子を譲ろうね。いい子だね。やさしいね。あなたはとても愛されているんだよ…」
(続く)



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